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リリカルなのは二次小説中心。 魂の唄無印話完結。現在A'sの事後処理中。 異邦人A'sまで完結しました。
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 いつも通り放課後の訓練を終えてスーパーへ。
 今日の夕飯は俺が当番だ。

「んー、今日は何にするかな」
「お兄ちゃん、秋刀魚安いよ、秋刀魚!」
「そりゃ今が旬だからなあ」

 ででんと中央に置かれた秋刀魚の山を見てからなのはの方を向くと、物凄い期待に満ちた目で見られていた。

「あー、もう、わかったわかった。しょうがないなあ」
「わーい、お兄ちゃんありがとう!」
「その代わり作るの手伝えよ?」
「うん!」

 幸いな事に我が家のデスコックは美由希だけである。

 なのはがデスコックだった日にゃあ地獄だったな。
 なんせ誰もなのはを止める事ができないんだから。

 ふと、視界の隅に引っかかりを覚え立ち止まる。
 振り返ると車椅子の子供が棚の商品を取ろうとしていた。
 が、どうやら手が届かない模様。
 周りには誰もいないみたいだし、しょうがないかと歩み寄った。

「ほれ、これでいいか、嬢ちゃん」
「あっ、すんません、ありがとうございます」

 久々に聞いたな、関西訛り。

 茶髪をセミショートにしたその子は商品を受け取ってから俺を見、びびった様子を見せる。
 確かに俺は目つきが悪いって言われるが、そんなに怯えられるとさすがの俺でも傷つくぞ。

「ほわっ、外人さんや。どないしよ、私英語喋れへん」
「いやいやいや、俺普通に日本語喋ってっから」
「あー、ほんまや」

 どうやら目つきではなく、外人と言う事にびびっていたらしい。ちょっと安心。

「夕飯の買出しか? 偉いな」
「あ……今日は1人ですから」

 一瞬彼女の眼に翳りがあったような気がした。
 その色はすぐに消えてしまったが、まるでかつてのなのはのようで酷く気になる。

「ふむ、じゃあ今日は身の回りの事を全部自分でやらなきゃいかんのか。
 うちの妹ならまず無理なんじゃないか?」
「そんな事ないの! もう、お兄ちゃんはデリカシーなさすぎ!!」
「おわっ。な、なのは……いつからそこに?」
「お兄ちゃんがその子をナンパした所から」
「阿呆。商品を取ってやっただけだ」
「むー」

 調味料をかごに入れながらふてくされるなのはを宥めていると、後ろからくすくすと笑い声が聞こえてきた。

「あれ?」
「っぷ、っくく……すんません。なんや漫才みたいやなぁて思て」

 その子を見てなのはの顔がぱあっと輝く。

 そう言やいつも俺とかと一緒にいるから、同年代の友達はいなかったな。

「ねえねえ、私なのは。高町なのは、5歳。あなたは?」
「八神はやて言います。八つの神さんに平仮名ではやて。6歳。
 なのはちゃんの方が1個年下やね」
「や、なのはは早生まれなんだ。だから学年は一緒じゃないかな。
 俺はアラン・F・高町。なのはの兄貴だ」
「兄妹……」

 はやては俺となのはを不思議そうに見比べ、それから恐縮した。
 その様子に苦笑しながら

「ま、ちょいと訳ありでな。
 ああ、そんなに気にせんでも大丈夫だ。高町が俺の家だからな」

 なのはにするようにぐりぐり頭を撫でてやると、気持ち良さそうに目を細めた。

 なのはもそうだったが、どことなく小動物を髣髴とさせるな。

「あ……でも」
「む、それでも気にしちまうんならうちで飯を食っていけ。
 どうせ食事当番は俺だし、今日は1人なんだろう?」
「せやけどご迷惑やと思いますし……」
「はやてちゃん家来るの!?」
「そうだ。今日は皆で夕飯だ」
「え、あ、ちょ……」
「にゃはは、やったー!」
「なのは、秋刀魚もう1尾持って来い」
「はーい」

 はしゃいだなのはが秋刀魚を取りに行くと、はやてがおずおずと話しかけてきた。

「あの……さすがにそこまでしてもらうわけには」
「ま、俺を助けると思って来てもらえないか?」
「はあ、アランさんを助ける、ですか?」
「おう。
 なのはの奴な、ずっと俺と一緒にいたせいで同年代の友達がいないんだ。
 あんなにはしゃいだなのはも久々に見るしな。
 はやて嬢があいつの友達になってくれると嬉しい。
 ま、今日はなのはの初友達記念と言う事で、食っていってもらえんか?」
「あ……はい。ありがとうございます。仲ええんですね。」
「ま、多分普通程度には」
「ふふ……ほな嬢とかは付けんで下さい。なんやこそばいですから」
「じゃあ、はやて、でいいか?」
「はい」

 ちょっとだけやはての目の端に浮かんだ水滴を指で拭い立ち上がる。

 いかん、柄じゃない事言った気がする。

 またしてもくすくす笑いが聞こえると思ったらやっぱりはやてに笑われてた。
 はやては俺を見て、にんまりと口を歪ませると、

「アランさん……照れてます?」
「照れてない!」

 思わず声が大きくなってしまった。
 ちょっと赤くなった顔を見られないように、携帯を取り出し翠屋に掛ける。

『はい、喫茶翠屋です』
「あ、父さん? 今日ちょいと夕食に客1人連れて行くから」
『アランか。分かった。恭也達にも伝えておけよ』
「あいよ、じゃあそれだけだから。また後で」
『夕食よろしく』

 ピッと携帯を切ると、はやてがぽけっと俺を見ていた。
 恭也にメールを打ちながら口を開く。

「どした?」
「いや、ほんまにあれだけの連絡でええんですか?」
「あー、うちはその辺かなり軽いからなあ」

 客ってだけで誰とも言わなかったし。
 基本的に高町家はかなりオープンだからな。

 なのはが戻ってきたので、はやての車椅子を押しながら買い物を続ける。
 逆にはやては生鮮食品を棚に戻して行く。

「いや、急に誘って悪いな。
 良く考えたら初対面で夕食に誘うとか普通しないよなあ」

 とぼやくと、

「大丈夫、お兄ちゃん普通じゃないもん」

 と合いの手が入る。
 それを聞きながら笑い続けるはやての顔に、先程の翳りがない事を確認すると、俺は心の中でそうっと安堵の息をついた。




 帰り道、なのはとはやては随分と仲がよくなった様子で、屈託なく話す2人を見ながら兄としての限界を感じていた。
 思えばずっと大人の中で育ったなのはは、聡くなりすぎたのだろう。
 友人が居ないというのは兄としてどうにかしてやれるラインを越えてしまっている。

「いかんなあ」

 久々に思考がネガティヴに入りながらも帰宅した。

「ただいま」
「ただいまー!」
「お、お邪魔します」

 帰宅の挨拶をすると、タオルを首に掛けた恭也が出てきた。
 どうやら美由希のトレーニング指導は終わったらしい。

「恭也、美由希は?」
「シャワーだ。そっちの子がお前の言ってたお客さんか?」
「そうなの。はやてちゃんって言うの」
「八神はやて言います。今日はよろしゅうお願いします」
「高町恭也だ。いらっしゃい」

 自己紹介が終わったのを見計らって車椅子を家に上げる。
 と、はやてが妙に慌てた風になった。

「あかん、床が汚れてまう……と、すみません」
「別にうちの連中は気にしないと思うが。どうせこまめに掃除してるし、なあ?」

 恭也も深く頷くが、はやてが恐縮したままなのでどうしたもんかと首を捻る。

「ならお兄ちゃんたちが抱っこしてリビングに行けばいいの」
「へ? ……な、なななのはちゃん。それはあかんて!?」
「それで行くか」
「だな。それならはやても気にせんだろうし」

 とりあえず真っ赤になってるはやてはスルーの方向で。

「俺がやるのは……まずいよなあ?」

 一応自分の体力が世間一般から見れば異常と言う事位分かっている。
 その辺なのはの認識はまだ甘いが、これからはやてと付き合って行く中で徐々に学んで行くだろう。
 最低限、学校入学までには手加減を覚えて欲しいものだ。

「俺が連れてく。アランは夕飯を」
「おう、分かった。なのはははやてと話してていいぞ」
「にゃ!? あっ、そうだね。そうするよ」

 一緒に作る予定だったので少々驚いたみたいだが、はやてを見て納得した模様。
 恭也がはやてをリビングに運んでいるので、俺は両手に持った買い物袋をさっさと台所に運ぶ事にする。

「リビングで緊張すんなら、なのはの部屋に居てもいいからなー」
「あ、大丈夫です」
「にゃはは。そしたらまたお兄ちゃんに頼むよ」
「そうしろ、そうしろ」
「ありゃ、なんか可愛い子がいる。ナンパでもしてきたの?」
「そうそう、お兄ちゃんがスーパーでナンパしてきたの」
「お前等は俺をなんだと思ってるんだ。
 あんま下らん事言ってると鍛錬増やすぞ」
「「う……」」

 風呂から上がった美由希も加わり、リビングは更に賑やかに。

 女3人寄ると姦しいって言うが、ありゃ本当だな。

 少し居づらくなったのか、恭也はさっさとシャワーを浴びに行ってしまった。

 ……裏切り者め。

 飯が炊き上がると同時に父さん達が帰ってきたので、いつもより人数の多い夕食を始めた。




 夕飯中、

「はあ!? じゃあはやては一人暮らしなのか、まだ6歳なのに!?」
「一応生活費は保護者と言うか後見の人が出してくれてるんですけど……」
「いや、ありえないだろ。
 ただでさえ生活大変なのに、就学前の子供に一人暮らしなんて」
「お兄ちゃん、あんまり突っ込んだ話は……」
「そうねえ。私もちょっと心配ね。
 はやてちゃん、いつでも家にいらっしゃい」
「あ、ありがとうございます」

 はやてがなぜか一人暮らしな事が判明したり、

「後見人かあ。どんな感じの人?」
「ええ人ですよ、グレアムおじさんは」
「グレアム?」
「アラン、どうした?」
「いや、なんでもない」
「?」

 後見人の名前に聞き覚えがあったり、

「そう言えばアランさんって何歳なんですか?」
「あれ? 言ってなかったか。8歳だ、はやての2個上」
「ふえぇ、もっと上やと思ってました」
「ま、日本人に比べて欧米人は老けて見えっからな」
「お兄ちゃん、そう言う事が言いたいんじゃないと思うの」
「?」

 はやてに老けてると言われたり、

「じゃあ家に帰っても誰もいないのよね。
 今日はもう遅いから泊まっていきなさい」
「ああ、それはいいな。
 なのはの部屋にでも泊まればいい。桃子、準備よろしく」
「風呂は……美由希、入れてやれ」
「ま、アランが入れるわけにも行かないか。オッケー、任しといて」
「え、あの……」
「すまない、こういう家族なんだ」
「にゃはは」

 高町家最後の良心はやっぱり恭也だったり、

「今日のデザートは特製シュークリーム!」
「母さん奮発したなあ」
「すご、さすが本職の人。これめっちゃ美味いんですけど」
「うう……カロリーが…………大丈夫、大丈夫……多分」
「あれ、お姉ちゃんダイエット中じゃなかったっけ?」
「それならそうと言え。明日の鍛錬は倍にしてやる」
「え゛……恭ちゃん、それだけはやめてー」

 なんて和気藹々としながら夕食を終えた。

「お風呂沸いたよ」
「じゃあ先にはやて入っちまえ。美由希、頼んだ」
「はーい。じゃあはやてちゃん、行こうか」
「あ、はい。お願いします」

 美由希に振るとはやてを抱きかかえて、ちゃっちゃと風呂に行ってしまう。
 2人が風呂場に消えたのを確認し、

「ドラッケン」
≪出します≫

 ウィンドウに解析結果を表示させる。
 これは…………顔を顰めないように気をつけながら口を開いた。

「なのは」
「にゃ!? なに、お兄ちゃん」
「一緒に入ってきてもいいぞ。初めての友達だろう?」
「あ……でも」

 ウィンドウと俺の顔を何度か見比べ、それから1つ頷いた。

「後で何があったか教えてね」
「ああ、わかってるさ」

 なのはも風呂の方へ言ったのを見届けてから、俄かに3人の顔が厳しくなる。

「で、何があった?」
「直球だな、恭也」
「はぐらかすな。
 後見人の名前を聞いて以来、お前の様子がずっと変だったろう?」
「あの様子じゃなのはも気付いてるわよ」
「……まいったな」

 後頭部をがしがしと掻く。

 なるべく顔に出ないようにしてたんだけどな。

「ほら、親父の遺言を聞いた時の話、覚えてる?」
「ああ、局員の人がわざわざ伝えにきてくれたっていう」

 父さんが答える。
 首を振る恭也と母さんを見て思い出した。

 そうか、父さんにしかこの話はしてなかったか。

「そ。その局員の人がね、ギル・グレアムって言うんだ。
 結構な地位の人でさ、本来親父みたいな局員の事に構うような立場じゃない。
 まあ、結果的に親父を殺した極大砲の引き金を引いたのはあの人だったみたいだから、多分責任を感じて俺の所へ来たんだろうな」
「……その人がはやてちゃんの後見人って事かしら?」
「わかんねえ。とりあえず気になったんでちょっと解析させたんだけど」
≪はやてさんにリンカーコアを確認しました≫
「じゃああの子も魔導師?」

 恭也の言葉に首を振る。

「多分、違う。あの子は今、魔法を使うどころじゃないんだ」

 表示されたはやてのリンカーコアは、形が明確にあるわけでもないのに表面がでこぼこしていた。

「これは?」
「現在進行形ではやてのリンカーコアは何かに侵食されている」
≪恐らく足の麻痺もその影響でしょう。
 侵食が進むにつれて、その範囲は広がるものと推測します≫
「酷い……」

 画面を睨みつける。
 握った拳はすでに赤を通り越して白い。

「侵食されたリンカーコアとグレアムという名の後見人。
 偶然で片付けるのはちょっと難しい」
「だけどアランは管理局に見つかるわけにはいかないだろう。
 大々的には動けないし、どうするんだ?」
「なに、ただでさえ落ちたら帰って来れないって言われてる虚数空間に落ちてんだ。
 しかも誰が9歳も若返ってると思う?
 俺を直接知ってる人間じゃなきゃ気付かないさ。それに……」
「こんな事知って大人しくしてる子じゃないわね、アランは」
「さっすが母さん、よくわかってる!」

 ま、気をつけるに越した事はないけどね。

≪とりあえず侵食の件についてはもう少し調査しないと分かりませんね≫
「だよな。ご苦労さん」

 ドラッケンを労ってからウィンドウを閉じた。
 風呂場からは3人のはしゃぐ声が聞こえ、こちら側とのギャップを際立たせる。

「ねえ、アラン」
「なに、母さん」
「またはやてちゃんに会ったら連れて来てくれないかしら。
 家事は一通り出来るって話だけど、やっぱり心配だもの」
「そうだな。それに子供が1人というのはよくない」
「あの子……昔のなのはにちょっと似てたな」
「ああ、恭也も思ったか。
 父さんが入院したばかりの頃のなのはにそっくりだ」

 だから放っておけなかったんだよな。

 俺があの頃を思い出してからふと皆を見ると、俺以外の全員が笑っていた。

「まああんまり心配はしてないんだけどな、アランがいるし」
「アランだものねえ」
「だな」
「なんなんだよ、皆して」

 最後の最後に無理してオチをつけられた気分になる。
 なお、この後俺は精神的疲労から、なのは達が風呂をあがるまで、リビングでぐったりする羽目になった。




 あの出会いから何日かが過ぎた。
 なのはは初めての友達に浮かれ、俺ははやての近辺を調べながら何がコアを侵食しているのかを考えていた。

 はやてにリンカーコアがある事はなのはにも伝えてある。
 覚醒前のコアを刺激しないよう、遊ぶ時にはフルでリミッターをかけるよう厳命した。
 あの日の俺の動揺ははやてがコアを持っていた事に対してのものであると思い込んだらしく、その後なのはから追及はされていない。

 チャイムを鳴らして待つこと10秒。
 ガチャリと音がしてなのはが顔を出した。

「あ、お兄ちゃん」
「よ、迎えに来たぞ」
「なのはちゃーん、兄ちゃん来たんかいな。上がってもらい」
「はーい、だって。ほら上がった上がった」

 なのはに促されるまま靴を脱いで上がる。
 バリアフリーの行き届いた一軒家。
 それがはやての家だった。

【キング】
【どうした?】

 突然繋がれた念話に驚きながらも、なのはに引っ張られるまま足を動かす。
 どうやらはやての部屋で遊んでいたらしい。

【はやてさんの部屋から微弱ですが魔力を感知しました】
【はあ!? はやては魔力を放出できるような状態じゃないだろ?】
【ええ、ですから──】

 と、念話が途切れた。
 もうはやての部屋の前なので、刺激を与えないよう念話を切ったのだろう。

「ほらこっちだよ、お兄ちゃん」

 なのはがドアを開いてはやての部屋に入る。
 そうして俺は見つけた。
 見つけてしまった。

「まさか……」

 あの日俺から最後の肉親を奪った、夜天の魔道書──今現在は闇の書──がはやての部屋の中で異質な存在感を以て、ただそこに在った。

 俺は唖然と立ち尽くしていたらしい。
 はやてに声をかけられるまで全く動けなかった。

「兄ちゃん、どないしたん?」
「あ……ああ、なんでもない。
 ただ、鎖で縛られた本なんて物々しいと思ってな」
「ああ、あの本なあ。よう分からんけど気付いたらあそこにあったんよ」
「ふーん、不思議な本だね」




 なのは達の声が、酷く遠い。




 なんとか誤魔化しながらも俺の頭の中はぐちゃぐちゃだった。

 見た瞬間に直感した。
 はやてを侵しているのはこいつだ、と。

 だが。
 足りない。
 情報が足りなすぎる。
 手持ちの情報だけでは、はやてを救うための道筋を作れるかは微妙な所だ。

 内心で1つ溜息をつく。
 とりあえず対策は後で立てる事にしよう。
 この2人は色々と鋭い。
 俺の様子に感づく事もあるかもしれないし、これ以上の思考は危険だ。

 そうして思考を切り上げる。




 最後に、ミスタグレアムの関与は濃厚、と心にメモをした。
 

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HN:
内海 トーヤ
性別:
男性
自己紹介:
ヘタレ物書き兼元ニート。
仕事の合間にぼちぼち書いてます。

其は紡がれし魂の唄
(なのはオリ主介入再構成)
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魂の唄ショートショート
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遥か遠くあの星に乗せて
(なのは使い魔モノ)
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異邦人は黄昏に舞う
(なのは×はぴねす!+BLEACH多重クロス再構成)
目次はこちら

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