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別人劇場 in StS
その1.パパ……まあ、おじさんよかましだけどさ。
「パパ……ねえ」
「!? お、お兄ちゃん、いつから居たの?」
「『じゃあアランさんがパパかな?』辺りからだが」
まるで悪戯が見つかった子供のように黙り込み、俯いてしまったなのはに微笑ましさを感じる。
「まあ別に構わないぞ」
「え?」
「俺が父親でも」
「あれ? だけどアランが父親って事は母親のなのはの……」
全員の視線がなのはに集まるも、本人は何やらふるふると震えているだけ。
「にゃ……」
「「「にゃ?」」」
あ、こりゃ来るなとヴィヴィオの耳を塞いだ。
俺自身の耳が塞げないのは、まあ仕方ない。
「にゃあああああああぁぁぁぁっ!!」
何年ぶりかの瞬間沸騰。
顔を真っ赤にしたなのははいつかのように走り去っていってしまった。
あー、なんか懐かしいなあ。
そう傍観していたら少し頬の赤いフェイトがおずおずと話しかけてきた。
「アランはいいの? その……」
「ん? ああ。だって考えてもみろよ。
なのはの娘って事は俺の姪っ子に当たるわけだろ?
さすがに伯父さんって呼ばれるのはちょっとなあ」
苦笑しながら言うとあからさまに溜息をつかれてしまう。
いやまあ、どうしてそんな反応するのかはよく分かってるんだけどな。
そう言う目でなのは達を見るのは、俺のモラル的にアウトなわけで。
できればかわしている内に諦めて欲しいなあ、なんて……
≪無理ですね≫
「あ、やっぱお前もそう思うか。
って思考を読むんじゃないとあれ程──」
≪今日も絶好調で流れ込んで来ています。リンク切りますか?≫
「……そのままでいい」
軽く、どころか大分へこんだ。
没理由
書いた当時とアランの性格が大きく変化。
ナチュラルにパパと呼ばれそうか、そもそも関わらないかのどちらかな気がする。